スターターパックの目指すゴールは、3ヶ月の実践&トレーニング期間で「組織の課題を改善するパフォーマンス・フィードバックの仕組み」の構築です。
少人数のグループで取り組んでいただきますが、内容は実践できない抽象的なフレーム(ex. PDCA)を学ぶのではなく、御社の「実際にある具体的な課題」を使った実践とトレーニングになります。
スターターパックで提供する価値
パフォーマンス・フィードバック・マネジメント(PFM)は主に以下のステップで実践します。
- 課題となる具体的な行動またはパフォーマンスの選定
- 行動およびパフォーマンスの測定方法の決定と実施
- 測定記録に基づく行動のアセスメント(分析・評価)
- パフォーマンス・フィードバックの構築
- パフォーマンス・フィードバック効果の分析
しかし、このようなステップについて、仮にその詳細な手順をお伝えしたとしても、即実践するのは難しいでしょう。なぜならそれは「知った」だけであって「できる」ようになったわけではないからです。
必要なのは適切なフィードバックが得られる環境で取り組み、修正し、成功するという経験です。
スターターパックでは、具体的に次のような課題に取り組んでいただきます。
- 御社の「実際にある具体的な課題」をターゲットとする
- 改善効果を測るための成果指標を決める
- 御社の課題解決につながる具体的な行動やパフォーマンスを選定する
- 2〜3週かけて上記行動やパフォーマンスの現状について測定・記録
- 測定結果に基づいて現状をアセスメントし、改善するためのパフォーマンス・フィードバックを構築し導入する
- 再び2〜3週かけて行動やパフォーマンスを測定・記録
- 測定結果に基づいて構築したパフォーマンス・フィードバックの効果を分析する
もしかしたら最初からスムーズに実践するのは難しいかもしれませんが、グループワークである程度の段取りを整えてから実践していただきますので、比較的取り組みやすくなっています。
つまずいた場合や、実践内容が必要なレベルに到達していない場合は、私達からフィードバックさせていただきます。取り組んでいる組織の課題について、パフォーマンス・フィードバックを活用して改善できるようサポートいたします。
このような取り組みを通して得られるものは…
- 御社の課題についての改善
- 各組織や従業員の現状に合わせたマネジメントシステムの構築
- 社員の行動やパフォーマンスを記録するための仕組み(ツール)
- パフォーマンス・フィードバックを始めとする介入を導入するための仕組み(ツール)
- パフォーマンス・フィードバックを使って組織をマネジメントし改善する経験
スターターパックの内容
スターターパックでは、3ヶ月かけて「少人数でのグループワークと現場での実践」を繰り返してもらいます。大まかなスケジュールは次の通りです。
- オリエンテーション(初回)
- 標的となる明確な成果と、それにつながるパフォーマンスを選定。
- 標的パフォーマンスの選定と測定(2週間)
- 成果とパフォーマンスの指標を決め、実際に測定できるようになることを目指す。
- 現状のアセスメント(2週間)
- 現在の行動やパフォーマンスのついてのアセスメントに取り組む。
- いつ改善のための介入に入るべきかを判断する。
- PFの構築(2週間)
- PFの対象者や提示方法の選定し、フィードバック用のグラフの作成に取り組む。
- 目標設定と強化子設計(2週間)
- PF以外の改善手法、およびパフォーマンス改善における適切な目標の設定方法や提示方法を学ぶ。
- 事後分析(2週間)
- PFあるいはその他の改善の取り組みについて、その効果を判断するための分析。
- 振り返り(最終回)
- ここまでの総括および今後どのように取り組むべきかの検討。
日時
随時、お問い合わせください
受講形式
オンライン(Zoomを使っての受講となります)および現場での実践
参加費
165,000円(税込)
※組織規模などによって変更する可能性はあります
主催
担当講師
八重樫勇介
産業・組織領域における行動改善の研究者であり実践家。ビジネス世界ではコンサルタントとして現場の組織行動マネジメントを、学術世界では実践研究家として現場での行動データや実践報告を発表している。
活動経歴はこちら。
●専門
行動科学(応用行動分析学)に基づいた、人材育成、パフォーマンス向上、組織マネジメント、セルフマネジメント。
●所属
株式会社MillReef:組織・行動改善コンサルタント
一般社団法人日本ABAマネジメント協会
日本行動分析学会
備考
ご参加はインターネット環境が必要です。
また、配信された映像の録画、音声の録音等はご遠慮ください。